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サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン2015(その2)


2011年6月、サントリーホール開館25周年を記念してスタートし
今年で5年目になった室内楽の庭チェンバーミュージック・ガーデン

6月20(土)にサントリーホールのブルーローズ(小ホール)で開催された
サントリーホールで室内楽の魅力を堪能するブロガーツアー
「チェンバーミュージック・ガーデン2015」
に参加したので

サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン2015(その1

前の記事↑からの続きを。。

Am10:30〜ブルーローズ(小ホール)で行われた

ENJOY! ウィークエンド
  マルシェ ワンコイン・コンサート #2
♪室内楽アカデミーによる名曲コンサート


の内容を中心にご報告します。(^^

※コンサートのタイトルが表す大まかな意味合いは、前の記事の最後に記載。


注目の若手演奏家が集まるサントリーホール「室内楽アカデミー・フェロー(受講生)」の2年間の集大成となる「マルシェワンコイン・コンサート」。

演奏される曲目は、室内楽の名曲や定番曲からアカデミーの学生(フェロー)さん達が選んでいるのだそうです。

90分間 今回は全部で9楽曲演奏され 
曲の合間にフェローさんから作者や曲の生まれた背景、曲想に関する説明も有りました。

そんなに内容豊富なのにワンコインの500円!

今回の演奏は流れを持たせて選曲されているのだとか

演奏された曲目、特に印象に残ったお話を交えてご紹介します。


ちなみに。。
「Op.◯◯」(読み方:オーパス◯◯) などと記されているのは、「作品番号◯◯」という意味です。


作品番号
作品番号(さくひんばんごう、英: opus number)は、(クラシック音楽の)作曲家の作曲した楽曲に付される番号。おおむね、作曲の若い順に付けられる。作曲家が自ら付ける場合もあるが、クラシック音楽の場合は、18世紀以降、出版された1冊の楽譜を単位として与えられることが一般的である。そのため、作曲順というよりも出版順となることも多く、後人の混乱の元になることも多い。交響曲など大曲は1曲で1冊の楽譜となるため、ひとつの作品番号を与えられるが、ピアノ小品(たとえばショパンの練習曲)などは1冊に複数の曲が収録されるため、個々の曲は「作品25第1番 Op.25 No.1」などと表記される。同じ理由などにより、最初の作品が出版されるより前に作曲された作品には付番されないこともある。没後に出版された曲には「遺作 羅: opus postumus、英: opus posthumous」という表記が与えられることもある。

<引用: 作品番号 Wikipediaより>



以下
マルシェ ワンコイン・コンサート♯2で演奏された曲です。。

ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「クロイツェル・ソナタ」から 第1楽章
             レスパス弦楽四重奏団 (鍵冨、小形、福井、湯原)さん

これはレオシュ・ヤナーチェクが1923年に作曲した弦楽四重奏。副題はトルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」から取ったもので、この小説の筋書きに沿って音楽を展開。四つの楽章からなりますが、主人公が妻の不倫を知って苦悩する場面から開始楽章が始まり、終楽章で妻の殺害に至るというもの。
今回はそのうちの第1楽章の演奏でした。(主人公の男の動揺や不安感)

<参考:弦楽四重奏曲第1番(ヤナーチェク)より>



ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 から 第2楽章
             ピアノ四重奏 (石田、渡部、丹羽、稲生)さん

ブラームスは生涯に3曲のピアノ四重奏を作曲していますが、その中でこの3番は「ヴェルテル四重奏曲」と呼ばれる事も有る曲で、恩人であるシューマンの自殺と、その妻クララ・シューマンに対する実らぬ愛への痛惜の思いが反映した作品とされています。この第3番は完成したのは一番遅いですが、着想されたのはシューマンがライン川に投身自殺を図った時期までさかのぼると言われています。

<参考:ー クラッシック音楽へのおさそいブラームス:ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 Op.60ー 〜Blue Sky Label〜 ーより>

マルシェ ワンコイン・コンサート 公演中の様子01
※画像提供:サントリーホール



シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」から 第2楽章
              グランツ弦楽四重奏団 (桐原、長山、高宮城、増山)さん

シューベルトの健康が衰え始めた1824年頃に作曲された曲。歌曲「死と乙女」を引用した第2楽章から、この第14番自体も『死と乙女』の通称で呼ばれているそうです。
コラール(賛美歌形式)が有名で、コラールを主体とした変奏曲。
病に冒された乙女の元に死神がささやいてくる。「僕は友達だよ、僕の腕で静かに眠りなさい。」と・・。
静かな中にも優しさと恐ろしさがある曲です。

<参考:ー世界の民謡・童謡 弦楽四重奏第14番 死と乙女ーより>



バルトーク:弦楽四重奏曲第5番から 第3楽章
             カルテット・アルパ (戸原、小川、古賀、伊東)さん

バルトークはハンガリーの作曲家で、室内楽の擁護者として数々の音楽家を支援したアメリカのエリザベス・スプラグ・クーリッジ夫人に依頼され、1934年の夏ブダペストにおいてわずか1ヶ月あまりでこの作品を書き上げたと言われています。

「私の音楽自体に語らせよう。
私の口からは、自分の作品を説明しない。」


との名言も残されたのだとか。

<参考:弦楽四重奏曲第5番 (バルトーク)



メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調 から 第1楽章
             弦楽四重奏 (入江、石田、渡部、丹羽)さん

これは作曲の約2か月前にあたる5月14日に、才能あふれる姉のファニーが他界した悲しみの中で作られた曲。命を燃やして書いたような曲で、回想のような美しい旋律も有ります。
この曲を書いて2ヶ月後、11月4日にメンデルスゾーンはファニーの後を追うようにして同じ病気で亡くなりました。

<参考:弦楽四重奏曲第6番 (メンデルスゾーン)
<参考:メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第6番 ー花の絵ー>

マルシェ ワンコイン・コンサート 公演中の様子02
※画像提供:サントリーホール



※ちなみに、ここまで↑が不倫や死など、重く不穏な感じの曲でしたが、次のベートーヴェン以降からは爽やかで軽快な感じの曲が続きます。↓



ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 から 第1楽章、第3楽章
             ピアノ三重奏 (入江、松本、秋元)さん

当時作曲家達は、作品第1番を意図的に弦楽四重奏曲とする人が多かったそうですが、ベートーヴェンは意表をついて、ピアノ三重奏を第1番にしました。
彼の弦楽四重奏曲第1番は、作品番号では18番とだいぶ後になってからになります。

これはベートーヴェンのしてやった感と、人々をびっくりさせてやろうという気持ちの現れではないかと考えられ、第3楽章はメヌエットが主流なのに、ベートーヴェンはスケルツォを初めて採用しているところにも、ベートーヴェンの本気が伺えるのだそうです。

<参考:ベートーヴェン : ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調ーPTNA ピアノを弾く!聴く!学ぶ!ー>
<参考:スケルツォ(スケルツォ)とは - コトバンク>

マルシェ ワンコイン・コンサート 公演中の様子03
※画像提供:サントリーホール



ブラームス:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 から 第2楽章
            レスパス弦楽四重奏団 (鍵冨、小形、福井、湯原)さん

弦楽四重奏曲第1番ハ短調op.51-1と同時に、1873年に発表されたそうで。ブラームスの曲は心にじんわりくるような美しい曲が多く、この曲も例外ではありません。
第1番とペアになっているのが第2番ですが、イ短調という調性からも、1番の劇的さは後退していて、憂愁や優美さを感じさせる曲となっています。
<参考:ブラームス 弦楽四重奏曲集 名盤 ~ドイツロマン派の弦楽 … ーハルくんの音楽日記ー>


ドヴォルザーク:『スラブ舞曲集第2集』から 第7番 ハ長調、第8番 変イ長調
             ピアノ連弾 (稲生、秋元)さん

マルシェでは例年ピアノの連弾を入れているそうで、今回はこの「スラブ舞曲集 第2集」の演奏でした。スラブ舞曲集は各8曲からなる第1集作品46(B83)と第2集作品72(B147)があります。
ブラームスのハンガリー舞曲集の成功を受け、出版社がドヴォルザークに要望し、このスラブ舞曲集ができたといわれています。
ピアノ連弾曲として作曲され管弦楽に編曲されたところも一緒。アンコールなどでよく使われる曲でもあるそうです。

<参考:ドヴォルザーク:スラブ舞曲第2番、第7番
<参考:ドヴォルザーク 「スラヴ舞曲集」作品46&72 名盤ーハルくんの音楽日記ー>



ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番 ホ短調「ラズモフスキー第2番」から 第4楽章
              カルテット・アルパ (小川、戸原、古賀、伊東)さん

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1806年に作曲した弦楽四重奏曲。ベートーヴェンはラズモフスキー伯爵の依頼によって弦楽四重奏曲の依頼を受けました。そのようにして作曲された3曲の弦楽四重奏曲はラズモフスキー四重奏曲としてOp.59として出版され、これはその2曲目に当たるので「ラズモフスキー第2番」と呼ばれます。
ラズモフスキー第 1~3番はまさにベートーヴェン〈中期〉のスタート地点的作品のひとつといえます。

<参考:弦楽四重奏曲第8番 (ベートーヴェン)ーWikipediaー>
<参考:ベートーヴェン  弦楽四重奏曲第8番ホ短調OP59-2「ラズモフスキー第2番」ーベートーヴェンD-minorー>

本当に素敵な演奏と解説の数々!

こんな演奏がワンコイン500円で聴けるとは・・(・・)

驚きました!!



午前中の演奏を聴いた後は、サントリーホールを出て、ホールの裏に有る

アークヒルズのビストロカフェ「ランディ」(CAFE RANDY)というお店でランチを頂きました。

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緑に囲まれた素敵なカフェ!

ホリデープレート (1,900円)を頂きました!

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かなりボリュームが有りましたね。

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美味しいランチをいた開いた後は、楽屋口からホールへ入り
リハーサル室で「室内楽を楽しむためのヒント」を勉強をし
14:30〜のコンサートを聴きました。

その様子はまた次の記事で。。♪


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